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やまどう鍼灸接骨院

院長ブログ 予約電話番号 03-3645-5676

妊娠線予防ケア (Treating Pregnancy Stretch Mark)

妊娠線予防ケアとは

妊娠線ができてしまうと、産後に消すことは難しいといわれています。
妊娠線が残ってしまったママには、妊娠初期では予防のケアをしていたが、お腹が大きくなるにつれて辞めてしまったという方が多いようです。
おなかは出産1ヶ月前より急激に大きくなり、皮膚が薄くなって最大のストレスを受けます。この時期に保湿・マッサージのケアを怠ってしまうと産後に妊娠線が残る原因となります。毎日ケアをおこなっている方も、週1回のスペシャルケアを受けることで、自分では手の届かない箇所や不足している部位を補い、より良い肌の状態を保つことができます。
また、定期的なケアを受けている方は、乾燥している肌や妊娠線予備軍の肌を早期に発見し、対処することができますので、発生を事前に予防することができます。

妊娠線ができやすい場所

  • ■ おなか
  • ■ おしり・太もも(骨盤まわり)・・・妊娠後期では自分でチェックしづらく見落としがちです
  • ■ 胸の下
  • ■ ふくらはぎ(膝の裏)

妊娠線ができやすい人

  • ■ 急に体重が増えた人
  • ■ 2人目・3人目の経産婦
  • ■ 皮下脂肪の多い人
  • ■ 肌が乾燥している人
  • ■ 多胎妊娠の人

とくに24週あたりからできやすくなります

施術可能な時期

妊娠12週~

妊娠数週が微妙な方はご相談ください。
施術は女性スタッフが行います。

施術料金

施術料 30分 4,000円
出張料 3,000円

お子さまと一緒に施術が受けられます。

施術内容

オイルを使っておしりから太ももの裏・ふくらはぎ・おなかのケアを行います。
施術前に肌の状態を確認させていただき、ケアの足りていない場所や乾燥している肌をより集中的にケアしていきます。
アロマオイルを使用せず、無色・無臭のオイルを使いますので、つわりのある方でも心配はありませんが、気になる方は事前にご相談ください。
施術をおこなう際は、短パンに着替えていただきます。

≫ 産前産後によくあらわれる症状と対応方法

症例1 マタニティー期

症状:

妊娠初期よりつわりがひどく、最近になり少しずつ落ち着いてきました。つわりが軽くなってきたのに、肩こりと背中の痛みが取れず、時々頭痛もあります。

解説:

つわりは妊娠初期と後期にみられる特徴的な症状です。
つわりの発生時期で原因が違いますが、特に初期に症状が現れる方が多いです。初期のつわりにも2種類あり、臭いや食事を食べたことで気持ち悪くなる方と、空腹時にムカムカする方の2パターンがあります。後者の場合には食べることで楽になることが多いようです。一方、後期のつわりは大きなお腹が胃を圧迫することで発生します。
どちらの方も嘔吐や食べ過ぎにより胃の負担が大きくなり、一時的に胃の動きが悪くなります。胃の負担はそのまま真裏の背中に症状としてあらわれるため、背中の痛みを訴えることが多く、そのまま放置すると症状が上にあがり肩こり・頭痛などが出てきます。

対処方法:

妊娠初期のつわり症状は、赤ちゃんを自分の身体の一部として受け入れるための過程でおこる症状のため、取り除くことはできません。しかし、背中の筋肉にアプロ-チをかけ、直接胃に刺激をかけることで胃の緊張をとり、負担を減らすことができます。そうすることで、胃の動きがよくなり外界の刺激によるムカムカの発生を抑えることができます。
妊娠後期のつわりは胃が赤ちゃんにより圧迫されて起こるため、食事を数回に分けることをお勧めします。そうすると、胃の膨らみを最小限におさえ発生を防ぐことができます。出産直前になると、お腹が下に下がるため、つわり症状も自然に消えていきます。

症例2 マタニティー期

症状:

第1子妊娠中です。妊娠7か月になりますが、立ち上がろうとするときにおしりの骨の脇に痛みが走ります。少し経つと落ち着きますが、少しずつ痛みの回数が増えている気がします。

解説:

妊娠7か月ごろになると、お腹も大きくなり洋服の上からでも目立つようになります。
赤ちゃんの成長とともに子宮が大きくなり骨盤が徐々に広がってくると、おしりの骨(仙骨)の辺りの筋肉も同時に引き伸ばされていきます。その現象に筋肉が追い付かず痛みとして出現します。この症状の方は同時に太ももの裏やふくらはぎに痛みや違和感を感じる方も多く見受けられます。

対処方法:

妊娠経過とともにおしりの痛みの頻度は多くなりますが、骨盤ベルトや腹帯を使用することで骨盤と赤ちゃんとの位置を安定させ、不安定性からくる痛みを軽減することができます。ベルトや腹帯・さらしなどを使用する際は、着用する位置が大切になってきます。間違った場所に着けると効果が半減してしまうのでご注意ください。
また、おしりや太ももをストレッチや軽いマッサージで緩めると、症状を軽くすることもできます。

症例3 マタニティー期

症状:

来月2人目を出産予定です。先週あたりから太ももの前の付け根がとても痛くなってきました。特に歩いている時が辛く、長い時間歩けません。1人目の子の時は問題が無かったのに、今回は妊娠中ずっと体全体がだるくて家で寝ていることが多いです。

解説:

第1子の時には元気に妊娠生活が送れていた方が、第2子の妊娠で不調を訴えることは多くあります。この原因は母体自体の年齢経過と、上の子の育児をしながらの妊娠生活で体力的に限界が早いためと考えられます。特に前回の産後に身体や骨盤のメンテナンスが不足している方にあらわれやすい傾向があります。
妊娠後期から出産前までの期間は日々赤ちゃんが大きくなり、最後はお腹が下にさがってきます。そのため股関節の前をお腹で圧迫されてしまい痛みが出やすくなります。圧迫されることで血流が滞り同時にムクミやふくらはぎの痛みが出ることもあります。
ただし、このような症状は赤ちゃんの異変や母体の変調時にもあらわれやすいため、急激な症状の変化や痛みが出た時は医師の診察をおすすめします。

対処方法:

おしり全体の筋肉を柔らかくした後にストレッチや運動療法を使って股関節の周りの筋肉を丁寧に緩めます。とくに太ももの前の付け根の痛みは恥骨部のトラブが潜んでいることがあるため、恥骨部の対処も必要になることがあります。このような症状の方は骨盤ベルトよりも腹帯を使用し、赤ちゃんをお母さんの身体に密着させ、お腹を高い位置にキープすることで血流の改善がみられ、痛みが和らぎやすくなります。
血流が滞ると静脈瘤の原因となるため、妊娠後期に入ったら適度な運動を心がけましょう。

症例4 産後

症状:

赤ちゃんを寝かしつける時、横向きになって授乳させながら寝かせています。
しばらくすると下になっている側の腰が硬くなり痛みで目がさめます。最近は抱っこのし過ぎで腕が上がらなくなってきました。
軽くストレッチをすると楽になりますが、なかなか治りません。

解説:

産後の腰痛は骨盤の戻りが悪い方に多い症状です。
骨盤が崩れた状態で横向きで寝ると深くずれ込みが起きます。この姿勢で数時間寝返りをうたずにいると、そのまま固まってしまい、朝起きた時に痛みが腰からおしりに広がってでてきます。
産後1か月までゆっくりと過ごし回復させてきた身体を急に動かしたことで、日常生活の動きに心身ともに追い付いていない状態です。また、慣れない育児にストレスや疲れを感じ背中全体の筋肉がこわばり腰痛として症状がでてきます。
肩の痛みで腕が上がらない症状は産後数か月ごろより赤ちゃんが急激に大きくなり抱っこの回数が多くなってきた時期にあらわれる特徴的な症状です。特に、日常的に添い乳(横向きで寝ながら、授乳をすること)をおこなっている方は、下になっている側の肩が強い圧迫を受け、骨の位置がずれこみ、慢性的な痛みとなって腕が上がらなくなります。

対処方法:

腰痛の方は骨盤を正しい位置に戻し、産後の時期に合わせたストレッチ・エクササイズが必要となります。ポイントは正しい骨盤の位置です。ずれ込みが残っている状態でエクササイズをおこなっても、効果が低くなります。
肩の症状は肩まわりの筋肉をストレッチやマッサージで柔らかくした後、骨の位置を整えて痛みを改善させます。

症例5 産後

症状:

産後1か月ごろから赤ちゃんを抱き上げた時や、歩いている時に恥骨が痛くなりしっかりと歩けていない気がします。我慢していたら、立ち上がる時に膝が痛くなってきました。

解説:

出産直後は恥骨に痛みが存在しますが、1か月ごろより少しずつ痛みが消えていくのが通常の過程です。産後2・3か月経過しても鋭い痛みが残っている方は恥骨結合(恥骨の前の部分)がずれているか、何かしらのトラブルが残っている状態です。この状態で放置していると、恥骨の結合部がずれて固まり元に戻すのが難しくなります。
恥骨の痛みを我慢して歩いていると、太ももの筋肉に多くの負担がかかります。筋肉が常にオーバーワークの状態にあるため、つながっている膝に痛みとして症状があらわれます。
特に赤ちゃんを抱っこして立ち上がろうとする時に痛みがでます。

対処方法:

恥骨痛がある方はできるだけ早い時期の対処をおすすめします。骨盤を整え、それと連動する恥骨を正しい位置に戻した後に骨盤ベルトを一定期間着用していただき、再発を防ぎます。この際もベルトの着用位置が大切になってきます。 膝の痛みがでている方は、太ももの前の筋肉をマッサージやストレッチで柔らかくすると改善されます。この症状は一時的なものですが、長く続くと膝の骨に負担がかかり慢性的なものになることもあります。特に若いころに運動等で痛めた方は気をつけましょう。

症例6 産後

症状:

産後6か月で妊娠中からの尿漏れがいまだに治りません。
体重は元に戻っているのに下腹部がポッコリしていて気になります。先日夫におしりが大きくなったと指摘されてしまいました。

解説:

尿漏れの原因とされるものでは大きく2つあります。
ひとつ目は少しずつお腹が大きくなると膀胱が圧迫されて一時的に排尿のコントロールがきかなくなってしまうことです。ふたつ目に骨盤底筋群といわれる骨盤の中にある筋肉量が妊娠経過中に少なくなり、くしゃみや椅子からの立ち上がり動作時に尿漏れが起きてしまう現象です。ひとつ目の原因によるものですと、産後自然に改善されますが、この症状が長く続く方はふたつ目の原因で、筋肉量の減少のために症状がおきている方がほとんどです。
産後一番脂肪が残りやすい場所は下腹部とおしり・太ももです。妊娠中のホルモンの影響で脂肪の量が増えるため、産後体重を元に戻しても脂肪と筋肉量のバランスが崩れてしまい、見た目のボディーラインが変化してしまいます。そのためサイズアップや身体の凹凸がなくなる等の症状が身体にあらわれてきます。

対処方法:

尿漏れ症状は骨盤内の筋肉量を増やすことで改善されます。早い方ですとトレーニング開始から3~7日で効果があらわれ、数週間で尿漏れが止まります。尿漏れの症状がある方は基本的に筋肉量が少ないため骨盤が崩れている方が多く、骨盤のチェックをおすすめします。ボディーラインの改善に必要なのは、まず体重を妊娠前もしくは適正体重に戻すことです。同時に筋肉トレーニングをおこなうことで、脂肪の少ない引き締まった体型を手に入れることができます。骨盤を整えると太ももの内側やおしりの筋肉がきれいにつき、より美しいボディーラインとなります。

 

予約申込み

妊娠線予防ケアには予約が必要です。

お子さまと一緒に施術を受けられます。