身体面の問題
歩き方が変わってくるため、ギックリ腰や腰痛、慢性的な肩こりからの頭痛・股関節痛の原因となります。
年齢が若いときには、豊富な筋肉によって骨が守られているため、多少の姿勢の悪さは筋肉量でカバーできます。しかし、年齢が増すと骨を守れなくなり、最終的に背骨自体が湾曲してしまい、症状の改善が難しくなってきます。
また、長期的に腰痛や股関節痛がある方は妊娠中や産後のトラブルが出やすくなります。当院に通院されている妊婦さんやママさんは、妊娠前から慢性的な症状をかかえている方が多いようです。
美容面の問題
身体のアンバランスが目立ち、ボディーラインが崩れやすくなります。ダイエットをして体重を減らしても、反対にO脚が目立ってしまったり、太ももが太いまま残ってしまいます。骨盤を正しい位置に戻し、必要な筋肉をつけ直すトレーニングを併用すると、おしり・下腹部・太ももに筋肉がつき、引き締まったボディーラインに変化させることができます。
猫背が強い方の特徴として、下腹部に脂肪が残りやすいことがあります。この症状の原因も骨盤のゆがみであることが多いです。骨盤を正しい位置に戻し、姿勢を矯正することでポッコリお腹が解消できることも多くあります。
不妊症
不妊症の原因にはさまざまなものがあります。
男性不妊・女性ホルモンの崩れ・卵管のつまり・子宮・卵巣の機能低下などは病院にてメディカルチェックを受けると見つけることができます。しかし、男女共に原因がみあたらないのに、妊娠しづらい、もしくは流産しやすい女性が存在します。
これはなぜでしょうか?
当院で腰痛や肩こりで通院されていて、なおかつ子供ができづらく、不妊治療を経験されている方で共通していることがあります。
それは、ストレスと身体の冷えの存在です。多くの不妊治療経験者は同時にストレスと冷えの症状を持ち合わせています。そして、この2つの症状には深い関係性があります。
男性の精子や女性の卵巣・子宮はストレスにとても弱いといわれています。昨今、社会的に女性労働力への期待が高まり、結婚後も仕事を続ける女性の数は、今後増えていくと予想されています。また、それに伴う晩婚化の影響で、女性の妊娠を希望する年齢が、責任のある仕事を担う時期と重なり、仕事でのストレスが妊娠を遠ざけているともいわれています。
女性はストレスを感じると血流量が下がり、内臓機能の低下・生理不順となりやすい身体構造を持っています。手足の冷えや内臓(とくにお腹周辺)の冷えを感じやすいのはそのためです。そのため、血流の低下による冷えから肩こりの症状を伴う方も多く見受けられます。
当院では、肩こりの症状がある方にはオプションで肩と首の治療をおすすめすることがあります。上半身と下半身の血液の流れを同時に良くすることで、より血液循環を高め血のめぐりを改善させていきます。
また骨盤が崩れていると血液が滞りやすく、卵巣・子宮の栄養源である血液が骨盤内に不足の状態となり冷え症状を助長させてしまいます。血液中には酸素・ホルモン・栄養素が含まれ、同時に二酸化炭素・老廃物を排泄する役割があります。そのため、血流不足の状態になると、卵胞の発育不全や着床率の低下につながり、妊娠しづらい身体へとなっていきます。
特別予約枠(不妊治療中の方がご利用できます)
不妊治療中の方は病院の治療過程・計画に沿って骨盤矯正の予約を取ることができます。
平日の営業時間以外に日曜日・祝日に骨盤矯正が受けられます。詳細はスタッフまでご確認ください。
骨盤矯正をうけるのに望ましいタイミング
■ タイミング療法中の方(排卵時期に合わせてタイミングをとる方)
タイミングをとってから48時間以内
■ 人工受精を受ける方
処置を受けてから24時間以内
■ 体外受精・顕微授精
採卵予定の方・・・採卵日または採卵する時間からさかのぼって24時間以内
(採卵日の前日)
胚移植予定の方
分割胚移植・・・胚移植後から48時間以内
胚盤胞移植・・・胚移植後から24時間以内